東日本大震災が起こったとき、私は当時中学3年生。
東京に在住していたにも関わらず、大きな地震と恐怖を味わいました。
きっと、震源地付近の方はもっと怖い思いをしたと思います。
あれ以降、東日本大震災レベルの地震は未だかつて体験はしていません。
東日本大震災から13年の年月が経ちました。
訪問するまでに時間がかかってしまいました。
絶対訪れたかったので、今回の「東北を巡る旅」の行程に被災地跡を含めました。今回はいくつかある震災を語り継ぐスポットに足を運んできたので、レポートとしてまとめました。
時間の都合上、全て回ることは叶わなかったので、訪問することができた場所を紹介します。
震災遺構 たろう観光ホテル
東日本大震災による、大津波の被害が大きかった岩手県宮古市田老地区にあるこちらのホテル。6階建のうち4階まで浸水し、1‚2階は破壊尽くされてしまっています。津波の恐ろしさを物語る建物でした。
今では津波遺構として保存され、施設内部の見学もできます。
また、ホテルの6階では震災当日に当時のホテルの社長が撮影された、津波映像も視聴することができます。
●基本情報
所在地:岩手県宮古市田老野80
駐車場:有
お問い合わせ:宮古市産業振興部観光課
電話番号:0193-62-2111
震災遺構 下宿定住促進住宅
下宿定住促進住宅は、国道45号線沿いにある5階建の市営住宅だった建物です。
津波は4階部分までを完全に水没させ、5階の床面まで押し寄せたとのことです。
ここでは津波の高さを伝える遺構として保存されています。
現在は一棟のみだが、震災前は裏手にもう一棟存在していました。
●基本情報
所在地:岩手県陸前高田市高田町下宿34-5
駐車場:有
お問い合わせ:一般社団法人 陸前高田市観光物産協会
電話番号:0192-54-5011
東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMI メモリアル
ここは、ぜひみなさんにも訪れてほしい場所です。
東日本大震災の事実や教訓などを、当時の資料や展示品をもとに学ぶことができる施設です。
津波災害の歴史から事実、教訓、そして復興といった展示構成になっています。実際に津波の被害に遭った、消防車や看板なども展示されていました。
●基本情報
所在地:岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地
駐車場:有
電話番号:0192-47-4455
陸前高田ユースホステル&奇跡の一本松
高田松原内に立地するホステルは高田松原とともに被災しました。
長期休業中だったため、幸いにも人的被害はなかったが、建物は全壊。
同ホステルの周りには松の木に囲まれていましたが、見る影もなくこの建物があるだけでした。
かつて、、高田松原には350年にわたって約7万本の松の木が茂り、日本百景にも指定されていた景勝地でした。他の松の木は津波の被害に遭い壊滅してしまいました。ですが、奇跡の一本松は陸前高田市を飲み込んだ津波に耐えました。
震災からの復興への希望を象徴する木として捉えられるようになり、「奇跡の一本松」や「希望の松」などと呼ばれるようになりました。
この木の保護する活動時に根が腐り枯死したと判断されましたが、震災からの復興を象徴するモニュメントとして残されました。
津波の被害にあったのは人もそうですが、動植物も被害を受けました。
●基本情報
所在地:岩手県陸前高田市気仙町字砂盛176-6 高田松原津波復興祈念公園内
駐車場:道の駅高田松原駐車場利用
駐車場から徒歩10分ほど
お問い合わせ:一般社団法人 陸前高田市観光物産協会
電話番号:0192-54-5011
感想
東日本大震災から12年経ち、復興も進み大きな変化を感じました。
時は止まることなく動き続けます。
けど、この事実を風化させないこと、後世に伝えていくこと。
それが今を生きる人々は忘れてはいけないです。
そしてあの大きな悲しみが繰り返されぬよう日々の備えや、知識を蓄え活かすことが重要だと感じました。
それが未来に生きる私たちができることだと再認識しました。