名古屋への一人旅の旅行記。2日目です。

ホテルに泊まると、どうしても眠りが浅くなります。自然と早くに目が覚めました。

朝食付きのホテルでしたが、名古屋に来たら小倉トーストを食べたいので、ホテルの朝食は棄権して、早めにチェックアウトし出発しました。

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神宮パンというお店に来ました。パンの食感はもちもちで、小倉とバターもくどすぎず美味しいトーストでした。目的地周辺にお昼ごはんを食べられそうな店がなかったので、ここで持ち帰りのパンも買っておきました。

熱田から1時間電車に乗り、蒲郡に到着しました。駅から徒歩で約15分で、竹島水族館があります。

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リニューアルした影響なのか、元々人気なのか、そこそこ混んでいました。しかし外観もですが、館内もかなりローカル感が強い水族館です。魚の説明文はおそらく飼育員が1から考えたであろう文で、手書きのイラストで細かく魚の生態を解説したポスターが貼ってあります。あと、展示されている魚が美味しいかどうかがかなりの高頻度で書かれているのが気になりました。しかし、ここから徒歩で行ける距離に美味しそうな海鮮料理屋はないので、なるべくご飯のことは考えないことにしました。

個人的に面白かったのはウツボの展示でした。

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みちみち

同じ水槽にこんなにウツボが詰め込まれてることってあるのですね。ちなみにウツボは美味しいと書かれていました。

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全然食欲湧かないです。

ここの水族館は深海生物を売りにしているようで、ふれあいコーナーではなんとグソクムシを直接触ることができます。触ってみたが、固いなあ…以上の感想は特に出て来なかったです。

かなり混んできたので、そこそこに退散しました。

水族館から少し歩いて橋を渡ると、小さな島に行けるとのことでそちらを目指します。途中、駐車場にあるトイレに寄りましたが、こういう場所のトイレにしては、綺麗で安心して使うことができました。海の方に向かうと、島が見えてきました。

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橋の向こうにある島が竹島です。

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橋を歩く。ちょっと暑いけど、海風が心地良いです。

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この島には八百富神社という藤原俊成が建てた神社があり、内陸側には藤原俊成の像も立っています。藤原俊成、歌を詠んでいただけでなく蒲郡の開発にも取り組んでいたとのことです。歌人と都市開発が概念として遠すぎて結びつかず、頭の中にしばらく「?」が浮かびました。

階段を登ると本殿があります。

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お参りして奥に進むと、島の周りを散策できる道があると書いてあったのでそちらに進みます。

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蒲郡の海は透き通っていて綺麗でした。正直、名古屋にいる時は都会すぎてあまり旅に来た実感がなかったのですが、こういう非日常の光景を見ると観光している気持ちになります。今も昔も、近くに海がない場所に住んでいるからそう思うのでしょうか。

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潮の匂いを感じながらゆったりと歩きました。

島から戻り、ここから2時間近くの移動になるため朝買ったパンを食べようと思いました。しかし空を見るとトンビがめちゃくちゃ飛んでいました。確実に襲われる未来しか見えなかったので、少し離れた屋根付きの休憩所で食べました。

徒歩20分かけて駅に戻り、電車に揺られ、バスに乗り継ぎ、さらに15分歩き、ようやく次の目的地の強巴林(チャンバリン)に辿り着きました。このお寺は、日本で唯一のチベット仏教の寺院です。

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見た目からしてすごい。歩いている時に遠くに見えてすぐに位置が分かりました。

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2階部分。豪華!

お堂の中もご本尊もとても色鮮やかで眩しいくらいです。本当にここは日本なのか?と疑ってしまうくらい、全てが今まで見てきた寺院と違っていました。何を見ても楽しい。お、面白すぎる…来てよかった…!と早々に思いました。

個人的に特に気に入ったのが、外にも中にもたくさん飾られていた仏画です。チベットから招来したものらしいのですが、日本の絵に似てすっきりとした絵柄をしていたのがまず好みで、どの顔も美人でした。でも日本で見る仏画とは明らかに色の選び方や構図が違います。ツォンカパを描いた絵が一番好きでした。チベット仏画展、どこかでやってくれないだろうか…。ポストカードが欲しいと思ったが売っていなかったので、御朱印と厄除けのお守りを購入しました。

(お寺で修行をされている方が色々と話しかけてくださったのだが、暑さと疲れから意味不明な受け答えになってしまって申し訳なかったので、この場でお詫びします…。面白いお話ありがとうございました。)

強巴林から最寄りのバス停まで歩いて15分。暑すぎ&歩きすぎでくたくたになりながら栄まで戻ります。強巴林へはレンタカーやカーシェアを利用して行くのが絶対におすすめです…。


そして栄の地下でさらに迷いまくり、なんとかコンパルにたどり着きました。エビフライサンドと冷たい紅茶を頼みました。エビフライサンドは本当に美味しいです。食べにくいですが。しばらく休んでいましたが、疲れがピークに達していたのであまり回復しなかったです。

名古屋に戻っておみやげを買い、最後にもう一度きしめんを食べて帰ることにしました。
しかし、名古屋駅ナカのきしめん屋さんはけっこう混んでおり、席待ちが何名か居ました。さすがに疲れていて、待つ気力がなかったので、新幹線ホームのきしめんを食べました。

歩きすぎてかなり疲れていて、さらにこの翌日は早朝から予定があったので、今回も午後の新幹線で早めに帰りました。

名古屋は何度来ても良いところです。美味しいグルメがたくさんあり、2日間では堪能しきれないくらいです。

東京から新幹線で最速1時間半、ひかりに乗っても2時間程度で来れるのも良いですよね。又、東京~名古屋は高速バスも夜行昼行共にかなりの本数があります。2000円くらいの破格な時もあるので、交通費を安く抑えたい方には非常におススメです。

行ったことのない未知の場所へ行く旅行は非常にワクワクしますが、今回のように何度か行ったことのある場所の初めて食べるグルメや、初めて行く観光スポットを満喫する旅行も非常に新鮮で良いと感じました。