先月2泊3日の一人旅で広島に行ってから、すっかり一人旅に目覚めてしまいました!
行きたい場所は数えきれないほどある中で、今回旅行先に選んだのは名古屋です。
名古屋には何度か行ったことがあります。ですが「名古屋に行って美味しいものを食べまくりたい!」という欲があり、2回目の一人旅は、すでに行ったことがある場所のグルメに観光を、一人旅で自己流に満喫する旅にしたいと思います。
東京から新幹線で約2時間。のぞみに乗れば1時間半で着きますが、先月の広島旅行で大混雑を味わったので、今回はひかりに乗りました。名古屋に着いた瞬間、新幹線ホームのきしめんを食べました。「住よし」というお店です。インターネットのどこを見ても名古屋のきしめんはホームのお店が一番美味しいと書いてあったので、名古屋に着いたら絶対に食べようと決めていました。食券を買い、少し待って店内に入りました。きしめんはわずか30秒ほどで提供されました。
薄味で出汁が効いている関西タイプのつゆでした。うまい。でも関東人なので味に若干の物足りなさを感じてしまいます。
名古屋に着いて、早速名古屋グルメを食べれたので、もうすでにだいぶ満足しているが、まだまだ食うぞ…と気合が入ります。
次の店に行く前に大須観音に寄ります。ここには初めて来ましたが、かなり俗っぽさを感じました。見た目がもう真っ赤っ赤で、寺の中に両替機があったりします。でもこういう雰囲気こそが名古屋らしさだと個人的に思っているので、これはこれで好きですね。
あと鳩に餌をあげれるのですが、あげた後がこうなります…
怖い。
大須観音周辺の商店街を見つつお店を目指します。極端に繁盛している店があるわけではないですが、かと言ってシャッターが閉まっている店も見かけないです。古着屋、ガチャガチャ屋、謎の雑貨屋、トレカショップ、台湾や韓国系の食べ物、スガキヤ…どこを見ても色とりどりで、雑多で、流行をかき集めて凝縮したような感じで、歩いているだけでなんか楽しいです。京都でも寺町や京極はこんな感じのラインナップでしたが、名古屋は何故か京都よりもごちゃごちゃしたような印象があります。でも名古屋に来るといつも気持ちが落ち着きます。他のまちではそういう感覚になったことはあまりないです。何度か来ているからかもしれないですね。
名古屋の雰囲気に浸っている間に、「ひつまぶし花岡」に着きました。名古屋に何度か来ていながら、ひつまぶしを食べたことが1度もなかったです。理由は単純に高いからでした。でも鰻のお茶漬けとか絶対うまいに決まっています。値段もまあ一回飲みに行くくらいだと思い今回、初ひつまぶしを堪能することにしました。
並んでいると、会計を終えて出てきた人が結構な確率で「美味しかったです!」とお礼を言っています。そんなにうまいのか…?!さらに食べログを読んで待ち、どんどん期待値が上がっていきます。
待つこと40分、ついにひつまぶしがやってきました。
単品でこんな高いものはあまり食べる機会がないです。おそるおそる口に運びます。口の中で鰻の皮がパリッと心地よいと思ったら、身が溶け、旨味だけが残りました。…うますぎない?鰻を噛むたびに脳が喜ぶ感覚がします。味の暴力に、食べているうちに頭がぼんやりしてきました。
花岡のひつまぶしは後半甘めの梅干しを入れて食べるそうなので従ってみたが、鰻自体の味が美味しすぎたので私は入れないほうが好きでした。なんだったら、最後は出汁をかけないでそのまま食べました。結構お腹いっぱいになり大満足です。もう動きたくない…このまま寝たい…と思いながら席を立ちました。栄のまちをしばらく夢見心地で歩いていました。
その後地下鉄に乗り、熱田神宮に来ました。宝物館で足利氏関係の書状があることを期待していましたが、現在は展示されていないようでした。この時点でかなり疲れていてあまり頭に内容が入ってこなかったです。参拝してすぐホテルに向かいます。歩数を見ると18000歩を超えていました。1時間半ほど仮眠をとり、夜の栄へと出かけます。
まだ明るかったので、カフェで時間を潰すことにしました。ヴァンサンヌ ドゥというところです。
アップルパイとコーヒーを頼みました。しばしPCをたたいて、頃合いを見て外に出る。
ライトアップされたMIRAI TOWERに来ました。名古屋に来たら見たくなってしまいます。
この周辺の雰囲気が好きです。綺麗だし、賑やかで穏やかな気持ちになります。ぐるりと一周して、しばらくベンチでぼんやりとしていました。歩きすぎて足が痛かったです。周辺のお店で食事をする人たちの楽しそうな声が聞こえてきます。近くに座ったおじさんが缶ビールを開ける音がしました。タワーは広告を流しては止めてを繰り返し、明るく夜のまちを照らします。
ほぼ隣のオアシス21の水の宇宙船に登ってみます。
幻想的でとても綺麗でした。
中央に水が溜まっていてライトアップされています。
この周辺は名古屋のイマドキの若者たちのたまり場になっているそうです。夜に家にいて退屈でも、近くに物理的に明るく綺麗で賑やかなまちがあるのは良いですね。まあ路地裏の方へ行ったり夜遅くまでいたりすると危ないかもしれませんが、そんなのどこの町でも同じですね…。個人的には夜歩いていて嫌な思いをしたことはないです。ライトアップは綺麗だし、お店もたくさんあって見て回れるので、夜の栄散歩はおすすめしたいです。
その後、ホテルに戻りシャワーを浴びましたが、まだ寝ないです。今回は食べたいものを食べる旅ですので。
栄に行ったついでに買ってきた千寿の天むすを夜食にします。5個も入っていたので食べきれるか不安でしたが、1個が小さいのでなんてことはなかったです。うまかった。名古屋って美味しい名物しかないでしょうか?
しばらくぼんやりとテレビを見てから寝ました。